古ちゃん日記

古ちゃん日記 第367回 不平等条約について⑤

皆さん、こんにちは。KATOH塾東瑞江教室の古原です。
今日は前回の続きで日本の関税についてです。
前回の記事はこちら

古ちゃん日記 第366回 不平等条約について④

まず、産業革命が起こるまでの貿易は、基本的に自国で作れないものを買うのが貿易の目的です。例えば、大航海時代にコショウを買いに行く、日本だと南蛮貿易で生糸を買うなどです。つまり国内産業を保護するための関税という考えがありませんでした。(諸説ありますが、今回はこの説で進めます。日本の関税は支配者が金儲けをするための関税です。)
さて、イギリスで産業革命が起こった結果、工業製品の販売先を求めるようになりました。すると、自国と同じような製品が自国よりも安く売られるようになってしまいます。日本では綿織物や砂糖などが外国産との競争に負けて打撃を受けました。
当時の日本には関税をかけて国内産業を守るという考えは、少なくとも日米修好通商条約を結ぶまで、幕府にはありませんでした。(諸説ありますが、今回はこの説で進めます)
よって、関税自主権という考え自体がなかったのです。
さて、普通、関税と自国に入ってくる輸入品にかけるものですが、幕府は日本から輸出する輸出品にも輸出税をかけました。幕府が儲かるようにです。アメリカの立場として、輸出税については賛成でしょうか、反対でしょうか、考えてみてください。

詳しく知りたい人や、疑問・質問がある人は、是非塾の授業を受講してください。
古原と一緒に楽しく学習していきましょう!

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