古ちゃん日記

古ちゃん日記 第369回 不平等条約について⑦

皆さん、こんにちは。KATOH塾東瑞江教室の古原です。
今日は、何故、日本が片務的最恵国待遇をアメリカに認めたかです。

まず、ハリスは当初、双務的最恵国(日本がアメリカ人以外に認めた権利は自動的にアメリカ人にも認められ、アメリカが他国の人に権利を認めたら、日本人にも自動的に権利は認められる)待遇を考えていたそうです。
しかし、日本が輸出税の設定を訴えたため、輸出税を認める代わりに最恵国待遇をアメリカだけにしたと言われています。また、領事裁判権と同様の理由(幕府の立場としては、日本人が海外に渡航することに反対)もあるそうです。

ちなみに、アメリカは日本をアヘンから守るという名目があるので、そのことについても条文があります。決して、日本に力づく「だけ」で条約を認めさせたわけではないのです。
(小中学校の教科書には出てこないので、今回は話題に挙げませんが、イギリスと結んだ日英和親条約や日英修好通商条約の方が不平等です)

詳しく知りたい人や、疑問・質問がある人は、是非塾の授業を受講してください。
古原と一緒に楽しく学習していきましょう!

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