古ちゃん日記

古ちゃん日記 第191回 予測?推測?②

皆さん、こんにちは。KATOH塾東瑞江教室の古原です。
今日も「予測」と「推測」の違いについてお話をします。
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古ちゃん日記 第190回 予測?推測?

「予測」とは「未来のことを考える」という意味です。「予」は「あらかじめ」という意味です。だから「何が起きたか予測する」は使えません。「起きた」のは「過去」だからです。
「予測もつかなかった」は「今起きたことについて、過去に考える(思いつく)ことができなかった」という意味です。過去からすると、「今起きたこと」は「未来のこと」ですね。

「推測」は「情報や事実をもとに考える」という意味です。未来のことも言えますが、「推測もつかなかった」とはあまり言いません。「推測」自体には「未来のことを考える」という意味がないからです。
例えば、「天気を推測する」だと「(部屋の中などにいて)湿度や気温などから『現在の』天気を考える」という意味にもなります。
一方「天気を予測する」だと、「湿度や気温などから『未来の』天気を考える」という意味になります。
「何が起きたか推測する」は「事実や証拠から、起きたことを考える」という意味ですね。

「何が起こるか推測する」だと「未来におきるであろうことを、事実などから今考えてみる」という意味になります。
「何が起こるか予測する」だと「未来に起きるであろうことを考えてみる」という意味になります。
書き手が「未来のことを考えている」ことを強調したければ「予測」になりますし、「事実から今考えている」ことを強調したければ「推測」になります。(あくまで古原の考えです)

詳しく知りたい人や、疑問・質問がある人は、是非塾の授業を受講してください。
古原と一緒に楽しく学習していきましょう!

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