古ちゃん日記

古ちゃん日記 第4回 熟語の中の漢字の意味 「亡命」

みなさん、こんにちは。KATOH塾東瑞江教室の古原です。

今日も漢字の覚える方法について、お話をします。

今日は「亡命」という熟語を紹介します。
意味は「政治上の理由などで、外国に逃げること」です。
不思議ですね?命がなくなっていないのに、なぜ「命を亡くす(教科書の分類だと「上の漢字が動作を表し、その対象を表すか漢字が下にくるもの」です。)」と書くのでしょうか?

実は、命には「戸籍」という意味があります。昔の中国(春秋戦国時代、漫画の「キングダム」以前の時代)では、政治上の都合で、他の国に逃げることがたくさんありました。例えば、「キングダム」や「刎頸の交わり」で有名な「廉頗」は「趙」という国から「魏」に亡命しています。つまり、「趙」という国の国民では亡くなって(「趙」の戸籍がなくなる)、「魏」という国に逃げたのです。(余談ですが、「キングダム」で出てくる「廉頗」は「魏」に亡命した後です)

「命(戸籍)を亡くして、他国に逃げる」という意味が「亡命」なのです。

このように、熟語の意味と漢字が結び付きにくい言葉も、一つ一つの漢字の意味をよく考えると理解しやすくなります。

詳しく知りたい人は塾の国語の授業で、一緒に学んでいきましょう。

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