塾長日記

面接の対策

11月もあと少しになってしまいました。もう冬の寒さを感じる季節となりました。
期末テストが終わり、月末には仮内申がでますね。ドキドキですね。
内申点が決まると、受験生ができることは
①私立・都立推薦を受ける人は面接・作文対策
②都立一般を受ける人は都立過去問題・都立予想問題で実践練習に全力に取り組むこと
この2点だけです。
そこで、今回はどのように「面接の準備」をするかについて考えてみます。
その前に、孫氏の兵法の「彼を知り己を知れば、百戦して殆うからず」という中国の古典を知っていますか?
敵を知り、己を知るならば、絶対に負けることはない。
己を知って敵を知らなければ、勝負の確率は五分五分である。
敵を知らず、己をも知らなければ、必ず敗れる。
この考え方を面接の準備にあてはめてみると、次のようになると思います。
①まず、彼を知る、(相手を知る)・・・
都立高校の面接は、個人面接と集団面接があります。今年も集団面接は中止になりました。私立高校は個人面接のみです。そこで、個人面接に考えてみます。必ず聞かれることは・・・・
(1)志望理由は何ですか。
(2)中学校で頑張ったことは何ですか。
(3)高校に入学したら、どんなことをしたいですか。
とくに志望理由は、高校入試だけではなく、大学入試、就職試験でも聞かれることですね。
ここをしっかり準備してください。受験生以外の生徒さんも、志望理由などは常に考え準備することが大事です。では、どのように準備をするか?
たくさん高校がある中で、「なぜこの学校でなければならないのか」を具体的に言えることです。
そのためには、まず高校のパンフレット・ホームページからどんな高校なのか(相手を知る)を調べます。 校長先生はどんな先生なのか、写真・動画・挨拶文を見てください。教育目標・校訓・教育課程・高校の特色・学校行事・部活動・進学実績などを何度も何度も暗記するぐらい読み込んでください。
そうすると、高校生活のイメージが湧いてきます。楽しい高校生活が想像できるとやる気もでてきます。また、高校側がどんな生徒を入学させたいかがわかってきます。
ここまで準備すれば、十分相手を知ったことになります。
②次に己を知るとは・・・
高校のパンフレットやホームページの中で皆さんが、興味や関心を引くものを見つけます。例えば、「何か人のためになることをしたい」と考えていたら、次の高校のパンフレットの記述が気になると思います。
「国際社会に貢献する生徒を育成し、主体的に行動する生徒を期待します。」と書いてある高校があります。
国際社会とは、どんな社会なのか。興味・関心のある国についてインターネットで調べる。例えば、フィリピンの国に興味があれば、インターネットでどんな国でどんな問題点があるのかを調べます。貧困問題・格差問題などがあります。それに対してどのような貢献ができるかを考えます。まだ中学生の皆さんは、まだ具体的に貢献内容はわからないと思います。
だから、「何が貢献できるかを高校で考えたい」と答えればいいと思います。
どうして貴校でなければならないのか?←ここは、とても重要です。
多くの受験生は、貴校でなければならない理由を言える人はほとんどいません。
→「貴校では、フィリピンの方と先生と生徒が1対1でオンラインの授業があり、フィリピンのことを詳しく勉強できます。だから、わたしは貴校でなければならないのです。」
ここまで、自分の興味・関心が言えてやるべきことも言えれば十分です。他の受験生はここまで言える人はいないと思います。

<面接準備対策のまとめ>
1 本校の期待する生徒の姿」をよく読む。その中で、興味・関心があるところを探す。
2 そして、その分野についてインターネットで、調べる
3 貴校でなければならない理由を探す。他校ではだめで、どうしても貴校でなければならない。

KATOH塾では、冬期講習で面接対策をします。内容は、高校分析と高校で自分のやりたいことを見つけるにはどうしたらよいかの話と討論の練習をします。

次回は、作文・小論文の書き方について

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